マンションの間取りパターンには以下の二大宗派がある。
- 縦長リビング派
- 横長リビング派
具体的にどういうこと?と疑問を持った方に向けて、まずは間取りの画像を交えて説明しておきます。
縦長リビングの例
横長リビングの例
縦長リビングの場合はベランダに面した部屋がリビングともう一部屋あるのに対して、横長リビングの場合はベランダに面した部屋がリビングだけとなり、その分キッチンの横側にもう一部屋が追加されるという形が一般的ですね。
実際にマンションを購入する際に、縦長と横長のどっちがいいのか迷うことがあると思う。そこで今日は、その迷いに対する僕なりの解をシェアします。もしタイムリーに迷っている人がいたら参考にして欲しい!
まずはそれぞれのメリット・デメリットを確認しよう
迷ったときは「メリット」「デメリット」を把握することからですよね。特に「デメリット」に折り合いをつけられるかが重要なポイント。
縦長リビングのメリット・デメリット
メリット
縦長リビングのメリットとしては「居住空間の日当たりが良い」ことが挙げられます。ベランダに面したリビングが明るいのは当然だけど、さらに隣の洋室もベランダの大きな窓に面しているため明るい。このことの効果は「リビングと隣の洋室を繋げて広いリビングとして使った時に、そのリビング全体が明るい」ということ。
デメリット
縦長リビングのデメリットは「キッチンの日当たりが悪い」こと。ベランダから物理的な距離があるため、横長リビングに比べるとどうしてもキッチンに届く日の量は少なくなってしまうのは否めない。「どうせキッチンは天井の電気付けるし」という人にとっては特にデメリットにならないかも。
横長リビング のメリット・デメリット
メリット
横長リビングのメリットは、「ダイニングスペースと、くつろぎスペースの区切りを明確にできる」という点が挙げられます。キッチンの目の前のスペースがそこまで広くないことが一般的なので、そこが自ずとダイニングテーブルを置く場所になりがちです。なのでインテリアに迷うことがありません。
デメリット
リビング隣の洋室が奥まっており、ベランダから離れているので日当たりが悪いです。そのため使い方に困る部屋になってしまい、広さを活かしきれないケースに陥りやすいのかな、と。昼間でも薄暗いとなると、僕の場合だったらお昼寝スペースにしかならない気がしますね・・・。
僕の場合の判断ポイント
ここまで挙げたそれぞれのメリット・デメリットはあくまでも一般論に近い話で、本題はここから。実際に何を基準に選ぶべきか?という点に話を移したいと思います。
結論から言うと、
角部屋なら好きな方を選べ!
角部屋でないなら縦長を選べ!
です。縦長と横長で、それぞれキッチンと洋室という日当たりが弱い部屋ができてしまうわけだけど、どちらの方がデメリットして大きいかと言われたら洋室の日当たりが弱いほうがデメリットです。それは必ずしもキッチンに自然光は必要というわけではないので。
となると、縦長を選ぶべきという話になるんだけど、横長を選んでも良い唯一の条件があります。それは角部屋の場合。言い換えるなら横長リビングの奥まった洋室にも窓が設置されている場合です。この場合なら横長リビングでも日当たりの悪い部屋は生まれません。となると後は好みの問題になるわけです。
角部屋じゃない場合は縦長リビングを選んでおくのが後悔がないと思います。
まとめ
縦長リビングが良いのか。はたまた横長リビングが良いのか。
賃貸なら両方を試すことができるけど、分譲の場合は失敗は許されないですよね。判断指標に迷った時は今日シェアした内容を思い出していただければ嬉しいです。