今日は新築マンションのオプション会に行ってきたのでレポートしたいと思います。これからオプション会に行く方がいたら、この記事を読んで事前に空気感とかを掴んでもらえたら良いかと。
オプション会とは?
マンションの売り主や施工関連会社から、マンション購入者に向けてインテリアのオプションを販売する会です。
よくモデルルームやHPで見るオシャレな部屋は、このインテリアオプションが盛り盛りになってます。なので、モデルルームに憧れて部屋を購入した場合は、同じようにオプションを盛り盛りにしないと、あのオシャンティな部屋は再現できない仕組み。
と言っても、販売されているものの殆どはオプション会でなくても購入することが可能なものばかりです。結局は、オプション会なるものを開催している業者に中間マージンがガッツリ入る仕組みになっているので、普通に購入するよりも基本的には割高ということ。
そういうわけで、もともとオプション会については懐疑的で「別に行かなくてもいいか〜」くらいに思っていたのですが、人生に何度も行けるものでも無いので一応行ってきたというわけです。
会場は大塚家具のショールーム。
「一応行っておくか」くらいのテンションだった割に、当日が近づくにつれて意外と楽しみになっていた僕。そういうとこあります笑。
当日は、大塚家具のショールームに特設会場が設けられていました。てっきり不動産のビルとかでやるものだと思っていたので意外でした。ただ、これは不動産によるかもしれません。
僕自身は家具を物色するのは好きなタイプなので、「大塚家具もついでに見れるのか、ラッキー」くらいに思っていましたね。
担当者との相性が重要な予感。
特設会場に着いたら、まずは受付です。そして、その場でインテリアコーディネータ的な人が紹介されます。どうやら、この人が今日のオプション会における我が家の担当らしい。
これから事前に提出した「オプション会で検討したいものチェックリスト」に沿って見学が始まっていきます。
早速、我が家はカーテンから物色開始。想像以上にかなり種類が多い!これだけ選択肢があるなら、その中で気に入った物があればここで決めてもいいかも?と思い始めます。「オプション会なんて割高っしょ?」という以前の懐疑心はどこへいったのか笑。
ただ、ここでモヤモヤタイム開始。
我が家担当のコーディネータが次々にカーテンを薦めてくるんだけど、ことごとく私のセンスと合わない。決してカーテン選びについて僕がセンスがあるとは思っていないけど、それにしても「このテカテカの記事のカーテンはないだろ・・・」みたいな。
しまいには「これもかわいいよね〜♪」と謎のタメ口を聞き出す。僕は「お客様は神様である」とか真顔で言う人は滅びれば良いと思っているけど、最低限守らなければいけないラインはあるべきと思っている。この時点で俺の心はクローズ状態、閉店ガラガラ〜。妻もそんな私の空気を感じだして、不穏な空気に。それでもできるだけ態度を取り繕って、「まぁこれならいいかも」というものを仮決めしてカーテンのターンは終了。
これはハズレの担当を引いた感が否めない、、、
エアコン選びで不信感が決定的に。
その後、玄関ミラーとかバルコニータイルとかの説明が続きますが、開幕でクローズしたメンタルと渦巻く不信感を払拭できず、全然心に響かない時間が続きました。途中から「これは帰りに寿司でも食って切り替えるしかねーな・・・」と、全く関係ないことに思いを巡らせる始末。
そして、エアコンのターンになった時に不信感を倍増させる決定的な出来事が。
エアコン説明については例のハズレ担当者ではなく、エアコン専門の説明員の人から説明を聞くとのことでしたが、その説明員が無責任な発言に終始。
リビングと隣の洋室を繋げて広いリビングとして使用する予定なんですが、エアコンはそれぞれの部屋に設置するのと、リビングに大きめのエアコンを一台設置するのでは、どちらがランニングコストが安く済みますか?
それはちょっとわからないですね・・・
まぁ、これは良いです。知ったか振られるよりも、わからないことをわからないと言ってくれる人の方が信頼できる。そう思っていました。
しかし数分後、その後の説明の中で
リビング側に一台大きめのエアコンをつけたほうが、両方の部屋につけるよりも効率がいいので、うんぬん
(いやいやいやいや)
さっき「わかりません」って言ってたやないかい。
それ買うので見積もりに入れておいてください。
はい、めんどくさくなっちゃったヤツ笑
魔法の言葉で、エアコンのターンも無事強制終了させました。
全部「買います」の巻。
その後のことはよく覚えていません。確かガラス窓へのUVカットフィルムや、水回りのコーティング、洗濯機の上の吊り戸棚とかがあったような気がします。「ああ、それもつけといてください。」のオンパレードで、その後はサクサク進んだような記憶あり。
そして怒涛のキャンセル祭り。
最終的なお会計は、ほぼ100万円でした。とりあえずその場は、申込書を書いてさっさと撤収し、いきつけの寿司屋へGO。寿司を食べながら、今日申し込みしたものを妻と仕分けた結果、唯一生き残ったのは「洗濯機の上の吊り戸棚」だけでした。翌日、その他の申込みを全てキャンセルし、最終的なお会計は6万円となりました。(最初の100万円がヤバすぎ笑)
なお、オプション会で注文した商品のキャンセル期限は翌日中とのこと。クーリングオフ制度はどこに行ったんでしょうか?笑
値段の異常さがバレる前に契約を確定してしまおうという魂胆を感じます。
悪徳ですね・・・
全部が割高という訳ではない?
例のエアコン事件によって、エアコンは自分でヨドバシで選んで買ったわけなんだけど、そこで気付いたのは「エアコンはそこまで割高じゃなかった」ということ。
もちろん家電量販店よりも多少は高いんだけど、入居時には設置された状態になっているというオプション会のメリットを享受できるなら許容できる価格差だったな、と思います。引越しの季節にもよるけど、エアコンは初日に無いとキツい場合もありますからね。。。
自分が検討したいものの相場を事前に調べておくことが重要だな、と感じました。割高商品ばっかり紹介され続けると「どうせこれも割高なんでしょ?」というバイアスが働いて冷静な判断ができない可能性があるので。
まとめ
総じて言うなら、オプション会は行く前に思っていたマイナスイメージそのままのイベントと言わざるを得ないです。担当者とか説明員については個人の相性があるので参考にはならないとしても、やはり値段がボッタクリすぎます。自分で外部業者に発注すれば半額ぐらいで済むものばかりなので、その手間を自分で頑張れる方ならオプション会では何も買わなくて良いかと。頑張れない人は「オプション会で購入≒お金で解決」すれば良いと思います。
皆さん、後悔なきオプション選びを!